富士山登頂!
2008年 08月 01日
以前言っていた富士山についに行ってきました!
その日の朝5時に起き、前日泊まってた浜松市から富士山へ向かいました。
前日、夜遅くについたので少々寝不足で若干不安もありましたが…
おかげで行きの電車、そして富士山五合目までのバスの中では爆睡でした
富士山にはいくつか登るルートがありますが、西日本から来た僕にとって一番行きやすいのが『富士宮口』です。富士宮市の富士宮駅から登山バスで2時間の場所にあります。
ここは、4つある一般ルートの中で一番高度が高い場所に五合目があります。つまりスタートが一番山頂に近いって事、イェイ♪
しかし、その分道程は最初から険しい道になります。
そもそも登山など全くしたことのなかった私ですが、さすがに今回はなめててはいかんと思ってある程度の装備はしていきました。
用意したもの、トレッキングしやすいシューズ、防寒具(スノボにも使えるジャケット、下はジーパンやったけど)、軍手、半袖シャツ2枚、長袖シャツ1枚、帽子(似合わないけど)、靴下3足分、合羽上下(ダイソーで100円)、携帯酸素ボンベ、サングラス、ドリンク2本、そしてヘッドライト。
予定としては、初日に出来るだけ上の方まで登って途中にある山荘で一泊して、翌早朝に山頂を目指し、そこでご来光を見る!
そして着いた富士五合目。
聳え立っていました。近すぎて頂上は全く見えない… みるからに急勾配な道が上の方へと続いています
そして、ここ五合目でもう一つ手に入れたアイテムが 杖
杖要るかなーと思いつつも買わず、現地で買おうと思ってました☆
まるで、修行僧が使いそうな木の杖です
そして、準備も万端に、いざ頂上へ向けてスタートしました!
たくさん外人の人もいました。夏休みだから小学生や中学生くらいの子供もたくさんいました。
登り始めて6合目くらいまでは比較的平坦な道が続きます。
しかし、やはり違うのが平坦といえどもすでに2500m以上の高度であること。
すいすい登っていたのは最初のうちだけで、すぐに息が切れます… 心臓の鼓動がはっきりと早いのがわかるほど。
そして、もともと火山の富士山の道は溶岩が固まった道とそれが崩れて出来た砂利の道。
歩きにくく足腰の負担は大きいです。油断したらすぐに足を挫いてしまいそう。6合目を過ぎてからは傾斜も一気にきつくなり、油断しなくても一歩がとても思い。息切れして何度も休憩が必要でした。あまり急ぐと今度は高山病になってしまうかもしれないので、ペースを変えずにもくもくと歩きました。
周りには木々もほとんどなくずっと同じような道が見えない頂上へと続いている。でも、息を切らしながらも一歩ずつ頂上へ近づいていることが感じられて(当たり前なんですけど)、気分は良かった。
七合目を過ぎた辺りから少し天気が悪くなり… 小雨が降ってきました。さっきまで晴れてて暑いくらいだったのに、一気に気温が下がったような感じで長袖を着て合羽を着てそれでも寒いくらい。汗かいててよけいに体は冷えた感じです。山の天候は変わりやすいというけれど、まさにその通りです。
それでもテンポよく登って、最初は八合目あたりの山荘に泊まろうと思っていましたがそのままの勢いで一気に9.5合目まで行くことにしました。もう、その辺りは真冬ですよ! めちゃめちゃ寒い。
夕方頃に9.5合目の山荘に到着しました。たくさん人がいるかと思いきやたったの3人でした(後で少し増えて全部で6人でしたけど)。
既に体は疲れ果てていて雑魚寝部屋にひかれてあった布団にもぐりこむ、しかし寒い[m:239] 布団も若干湿ってて服を着たままでも寒いくらい。夕食はカレーと聞いていましたが、小さめの容器に入ったボンカレー… ま、別に期待はしてなかったけど量も少なかった…
翌朝、3時に起こしてもらいました。辺りは当然ながら真っ暗です。ヘッドライト必須です! 持っていた服を着込み、半そでシャツの上に長袖のシャツ着てその上に防寒のジャケットとという夏にありえない格好にも拘らず、寒くて寒くて死にそうでした。あぁ、あと一枚長袖のシャツがあれば… 一歩一歩暗闇の中を頂上へ向けて歩きます。 人も少なくなく、ヘッドライトの道が途中の道に連なっていました。
空気分かるほどに薄く、高度が高いだけに吹き飛ばされそうなほどの強風。霧? 白い空気がものすごい速さで流れていきます。
9.5合目という一番近い山荘からでも、約1時間ほど掛かりようやく山頂に到着し、ご来光がよく見える場所まで移動しました。お鉢といわれる富士山頂の道を黙々と歩くと、流石にその道には人影も少なく、強風と極寒の中をひた歩き、この辺りでいいのだろうかと少し明るんできた空を確かめながらいい場所へたどり着きました。
初めて見る、雲海が明るくなり始めた空に広がっていました。
眼下に広がる雲は歩いて渡れそうなほど厚みがあり、その上には見たこともない形の雲、まるで鯨のような形の雲が浮かんでいる。重量の軽そうな雲はすごい勢いで流れている。
神々しさを感じる場所でした。暗いときには曇っているかと思われた空も、明るくなると共に晴れ渡っている様子が伺えました。
いよいよ、目的であった山頂でのご来光が見れる! あと15分程度で日が昇るはず。
しかし、しかし寒い! 強風を避けるため岩陰に腰を下ろしていても寒さは変わらないほど。これが夏とは信じられないほどの寒さ。もし冬だったら… 絶対死ぬね。 寒くて寒くて、夏のうっとおしいほどの暑さが恋しくなるほど。
体の心から冷えたまま待っていると、遠く、雲海の向こうに太陽の破片が。
昇り始めた太陽は一気に丸い形を表してきます。
雲海の上に浮かぶ大きく丸い太陽。これが、ご来光。
「ヤッホーー!」 とは叫びませんでしたが 何も言わずともいろんな思いが巡りました。
ついに来ちゃったね。 きっと誰でも登ってこれると思うけど(過酷だけどね)、一つ、ずっとやりたかったことが目の前に広がっている。
3775,63m。
来てよかった。 そして、あと一枚長袖があれば随分快適だったろうと何度も思いました。
いつかまた来たい。今度は大切な人と一緒に来てみたいと思いました。
行ってみたいって人がいたらぜひ行ってください。きつかった分きっと感動できると思います。
日本にも、地球にもこうした美しく心に響く場所が、きっとたくさんあるのだろう。
もっと、いろんな場所へ行ってみたい!ですね
もちろん大切な人と一緒に。いつか一緒に行きましょう
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どれでもOKです♪
その日の朝5時に起き、前日泊まってた浜松市から富士山へ向かいました。
前日、夜遅くについたので少々寝不足で若干不安もありましたが…
おかげで行きの電車、そして富士山五合目までのバスの中では爆睡でした
富士山にはいくつか登るルートがありますが、西日本から来た僕にとって一番行きやすいのが『富士宮口』です。富士宮市の富士宮駅から登山バスで2時間の場所にあります。
ここは、4つある一般ルートの中で一番高度が高い場所に五合目があります。つまりスタートが一番山頂に近いって事、イェイ♪
しかし、その分道程は最初から険しい道になります。
そもそも登山など全くしたことのなかった私ですが、さすがに今回はなめててはいかんと思ってある程度の装備はしていきました。
用意したもの、トレッキングしやすいシューズ、防寒具(スノボにも使えるジャケット、下はジーパンやったけど)、軍手、半袖シャツ2枚、長袖シャツ1枚、帽子(似合わないけど)、靴下3足分、合羽上下(ダイソーで100円)、携帯酸素ボンベ、サングラス、ドリンク2本、そしてヘッドライト。
予定としては、初日に出来るだけ上の方まで登って途中にある山荘で一泊して、翌早朝に山頂を目指し、そこでご来光を見る!
そして着いた富士五合目。
聳え立っていました。近すぎて頂上は全く見えない… みるからに急勾配な道が上の方へと続いています
そして、ここ五合目でもう一つ手に入れたアイテムが 杖
杖要るかなーと思いつつも買わず、現地で買おうと思ってました☆
まるで、修行僧が使いそうな木の杖です
そして、準備も万端に、いざ頂上へ向けてスタートしました!
たくさん外人の人もいました。夏休みだから小学生や中学生くらいの子供もたくさんいました。
登り始めて6合目くらいまでは比較的平坦な道が続きます。
しかし、やはり違うのが平坦といえどもすでに2500m以上の高度であること。
すいすい登っていたのは最初のうちだけで、すぐに息が切れます… 心臓の鼓動がはっきりと早いのがわかるほど。
そして、もともと火山の富士山の道は溶岩が固まった道とそれが崩れて出来た砂利の道。
歩きにくく足腰の負担は大きいです。油断したらすぐに足を挫いてしまいそう。6合目を過ぎてからは傾斜も一気にきつくなり、油断しなくても一歩がとても思い。息切れして何度も休憩が必要でした。あまり急ぐと今度は高山病になってしまうかもしれないので、ペースを変えずにもくもくと歩きました。
周りには木々もほとんどなくずっと同じような道が見えない頂上へと続いている。でも、息を切らしながらも一歩ずつ頂上へ近づいていることが感じられて(当たり前なんですけど)、気分は良かった。
七合目を過ぎた辺りから少し天気が悪くなり… 小雨が降ってきました。さっきまで晴れてて暑いくらいだったのに、一気に気温が下がったような感じで長袖を着て合羽を着てそれでも寒いくらい。汗かいててよけいに体は冷えた感じです。山の天候は変わりやすいというけれど、まさにその通りです。
それでもテンポよく登って、最初は八合目あたりの山荘に泊まろうと思っていましたがそのままの勢いで一気に9.5合目まで行くことにしました。もう、その辺りは真冬ですよ! めちゃめちゃ寒い。
夕方頃に9.5合目の山荘に到着しました。たくさん人がいるかと思いきやたったの3人でした(後で少し増えて全部で6人でしたけど)。
既に体は疲れ果てていて雑魚寝部屋にひかれてあった布団にもぐりこむ、しかし寒い[m:239] 布団も若干湿ってて服を着たままでも寒いくらい。夕食はカレーと聞いていましたが、小さめの容器に入ったボンカレー… ま、別に期待はしてなかったけど量も少なかった…
翌朝、3時に起こしてもらいました。辺りは当然ながら真っ暗です。ヘッドライト必須です! 持っていた服を着込み、半そでシャツの上に長袖のシャツ着てその上に防寒のジャケットとという夏にありえない格好にも拘らず、寒くて寒くて死にそうでした。あぁ、あと一枚長袖のシャツがあれば… 一歩一歩暗闇の中を頂上へ向けて歩きます。 人も少なくなく、ヘッドライトの道が途中の道に連なっていました。
空気分かるほどに薄く、高度が高いだけに吹き飛ばされそうなほどの強風。霧? 白い空気がものすごい速さで流れていきます。
9.5合目という一番近い山荘からでも、約1時間ほど掛かりようやく山頂に到着し、ご来光がよく見える場所まで移動しました。お鉢といわれる富士山頂の道を黙々と歩くと、流石にその道には人影も少なく、強風と極寒の中をひた歩き、この辺りでいいのだろうかと少し明るんできた空を確かめながらいい場所へたどり着きました。
初めて見る、雲海が明るくなり始めた空に広がっていました。
眼下に広がる雲は歩いて渡れそうなほど厚みがあり、その上には見たこともない形の雲、まるで鯨のような形の雲が浮かんでいる。重量の軽そうな雲はすごい勢いで流れている。
神々しさを感じる場所でした。暗いときには曇っているかと思われた空も、明るくなると共に晴れ渡っている様子が伺えました。
いよいよ、目的であった山頂でのご来光が見れる! あと15分程度で日が昇るはず。
しかし、しかし寒い! 強風を避けるため岩陰に腰を下ろしていても寒さは変わらないほど。これが夏とは信じられないほどの寒さ。もし冬だったら… 絶対死ぬね。 寒くて寒くて、夏のうっとおしいほどの暑さが恋しくなるほど。
体の心から冷えたまま待っていると、遠く、雲海の向こうに太陽の破片が。
昇り始めた太陽は一気に丸い形を表してきます。
雲海の上に浮かぶ大きく丸い太陽。これが、ご来光。
「ヤッホーー!」 とは叫びませんでしたが 何も言わずともいろんな思いが巡りました。
ついに来ちゃったね。 きっと誰でも登ってこれると思うけど(過酷だけどね)、一つ、ずっとやりたかったことが目の前に広がっている。
3775,63m。
来てよかった。 そして、あと一枚長袖があれば随分快適だったろうと何度も思いました。
いつかまた来たい。今度は大切な人と一緒に来てみたいと思いました。
行ってみたいって人がいたらぜひ行ってください。きつかった分きっと感動できると思います。
日本にも、地球にもこうした美しく心に響く場所が、きっとたくさんあるのだろう。
もっと、いろんな場所へ行ってみたい!ですね
もちろん大切な人と一緒に。いつか一緒に行きましょう
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by lovely_smile094
| 2008-08-01 01:39
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